こんばんは、やんやんです。
本日は、香味野菜のソフリットを使った「スパゲッティ・ミートソース」をご紹介します。
ミートソースとボロネーゼって同じもの?
さらっと流しても良いのですが、ミートソースとボロネーゼ、実は似て非なるものです。
違いは主に以下の2つです。
- ソースの味付けの違い
- 使用する麺の違い
ソースの味付けの違い
ボロネーゼは正式には「ラグー・アッラ・ボロネーゼ(ragù alla bolognese)」
「ラグー」とは「煮込み」を意味するイタリア語です。
肉や玉ねぎなどの香味野菜をトマトや赤ワインで煮込んだソースで食べるボローニャ風のパスタ
といったところでしょうか。
ソースに使う具材は両者ともに基本的にはほぼ同じ。
ミートソースの方が、味付けの際にケチャップや砂糖などの甘味を足す
といった味付けの面に差がある程度、と言えそうですね。
ミートソース・スパゲッティは、ボロネーゼがアメリカを経由して日本に入ってきて独自の進化を遂げた料理。
イタリアに「ミートソース・スパゲッティ」はないそうですよ。
イタリアに旅行される方はご注意を!
使用する麺の違い
ボロネーゼは、「タリアテッレ」というパスタを使用します。
平打ちの麺で、日本で言えばきしめんのような感じが近いかもしれません。
一方で、ミートソースは「スパゲッティ」を使用します。
いわゆる、いつものやつですね 笑
ざっくり麺のことだけいうと、
- ボロネーゼは平打ちパスタ
- ミートソースは棒状パスタ
ってことでOKかと思います!
「スパゲッティ」は本場イタリアでは長さ25mm前後、太さ2mm前後のパスタを指します。
日本のJAS規格では太さ1.2mm〜2.5mmまでのものが「スパゲッティ」。
イタリアのパスタにかける本気度が伺えますね・・・
ミートソース・スパゲッティの作り方
ミートソース・スパゲッティに少し詳しくなれたところで早速作っていきましょう。
コンロが2口以上あるご家庭であれば、
- トマトの水分を少し飛ばしてソースを煮詰める
- パスタを茹でる
2つの作業を平行して進めていきましょう。
材料紹介
まずは材料紹介です。
準備する材料の中で、ソフリットは事前に作ってご準備ください!
ソフリットの作り方はコチラから!
分量:2人前
- パスタ(1.6mm)200g
- 塩 パスタを茹でるお湯の重量の1.4%
- 牛豚合挽き肉 200g
- 鳥レバー 50g
- ソフリット 100g
- トマト缶 1缶
- 赤ワイン 20cc
- ローリエ 3枚
- オリーブ油 大さじ1
- 塩 小さじ1と1/2
- 砂糖 小さじ2
- こしょう 少々
- 粉チーズ お好みで
作り方
①鳥レバーの白い筋や血管などを除去し、水を2〜3回取り替えつつ10分ほど漬けて血抜きする。
②血抜きしたレバーに表面が白くなるくらい熱湯をたっぷりかけ、臭みを落とした後、粗熱をとって細かく刻む
③フライパンにオリーブ油を入れて中火にかけ、合挽き肉、②でした処理したレバーを炒める。
④合挽き肉、レバーがしっかり焼き色がついてきたところでソフリット、トマト缶、ローリエ、赤ワイン、砂糖を入れ、水分を飛ばしながら15分程度煮込む。
煮込み途中で、⑥の工程のお湯を沸かしたり、パスタを茹でたりを平行して行いましょう。
⑤トマトの水分をしっかり飛んだところで、塩、胡椒で味を整えて、火を切って置いておく。
⑥たっぷりのお湯に、お湯の重量の1.4%の塩を加えて、沸騰したらパスタを茹でる。
⑦パスタが茹で上がったら器に盛り、上からミートソースをかけ、お好みで粉チーズをかければ完成!
ワンポイント!レバーを入れて深みUP!
レバーをミートソースに入れるレシピは珍しいかも知れません。
しかし、ぜひ試していただきたいワンポイント食材です。
独特の鉄っぽさがあって少し敬遠されがちなレバーですが、
- 甘味(ソフリット)
- 酸味(トマトソース)
- 苦味・雑味(レバー)
色々な味が重なり合って、ソースに深みが出て立体感のある味になります。
レバーは鉄分やビタミンAなども多く含まれる栄養価の高い食材です。
積極的に取り入れていきたいですね!
ただし、入れすぎには要注意。
レバーの味に苦手意識のある方は、上記の分量から少し減らした量からチャレンジ!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
香味野菜のソフリットを使ったスパゲッティ・ミートソースをご紹介しました。
トマトケチャップなどを使わず、極力シンプルな調味料で作るレシピにしています。
その分、ソフリットの持つ甘味や旨味が活きている自然な味付けのミートソースです。
作り置きを活用して手軽に作れる割には、仕上がりは手の込んだ調理感が感じられますよ!
簡単に作れますので、ぜひ一度お試しください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。